日本緩和医療学会 北海道支部学術大会へ参加しました
こんにちは!管理者の大西です。
日本緩和医療学会 北海道支部学術大会に参加してきました。在宅での看取りや、がんの苦痛緩和のニーズは年々高まっています。
私は仁楡会病院で透析看護を行っていた経験があり、その経験を訪問看護で生かしたいと思っていました。今回の学会では、かつてお世話になった前野七門医師の講演を聴講することができました。
人工透析と終末期医療について
前野先生の講演では、透析の歴史について語られました。当初、人工透析は救命治療でしたが、現在では延命治療という位置づけになってきています。重要な指摘は、人工透析を継続している期間中は終末期医療にはなりませんが、人工透析を導入しない、または中止するという決断は終末期医療となり、緩和ケアが必要になるという点です。
透析を導入したことに後悔される患者さんも多くいます。だからこそ、導入するためには意思決定支援を丁寧に行っていくことが何より重要です。また、人工透析を行っていても、終末期には透析が続けられなくなる時期が来ます。その時期に緩和ケアをどのタイミングで開始すべきか、という問いが提示されました。
訪問看護だからこそできること
この講演を聴いて、私が強く感じたのは、訪問看護の役割の大切さです。透析患者さんは、安楽な人工透析を受けるために、常に食事管理、血圧管理、内服管理など、多くの自己管理が必要です。しかし、様々な理由でその管理が困難になっていく患者さんは多くいます。
そうした時期に、病院での指導だけでなく、在宅での訪問看護による指導を取り入れることで、患者さんの実際の生活に寄り添った管理ができるのではないかと考えています。
意思決定支援についても同様です。病院という場所ではなく、患者さんの生活の場である自身のテリトリーで、時間をかけ、タイミングを図りながら説明し同意を得ることで、患者さん自身が「決めた治療」として、主体的に治療に向き合うことができるのではないでしょうか。
訪問看護ステーションとしては、透析患者さんの人生にあった管理と意思決定支援を、丁寧に行っていく使命があると改めて認識しました。
前野先生、貴重な講演をありがとうございました。